堂本剛は私たちのものでした(語弊あり)


私がドラマを見るようになったのは1995年、その頃KinKi Kidsもドラマに出始めていたので、つまり私はキンキで育ちました。あとSMAPなんだけど。特に剛くんのドラマはよく見ていました。Wikiってみたけど9割は見てるね連ドラ。SMAPより見てるね。


というわけで今回堂本剛が野島ドラマに出るよ!って聞いてヒャッハーとなったのは言うまでもない。野島伸司堂本剛中山美穂ってどんな15年前だよ!って思ったけど、いろいろあってここでテーマは「愛と死」とか攻めてきた!うあ!!BSプレミアムで始まりました「プラトニック」。


さて、今回堂本剛が演じるのは、脳腫瘍で余命幾ばくもない青年。中山美穂演じる心臓移植が必要な娘を助けたい母親・沙良の前に現れます。僕のハートを差し上げます、と。
ハートって心臓と心を掛けてるのかな。


まず堂本剛のこれまで演じてきたキャラクターで多いのは、
・明るく正義感に溢れ、他人に優しいけど貧乏
・なんか幸せになれない
・どうにも幸せになれない
みたいな?
古いのだと「人間・失格」(TBS、1994)、「若葉のころ」(TBS、1996)あたり、あとは「夢のカリフォルニア」(TBS、2002)も好きだったな。あのどーしよもなく暗雲立ち込めて行き詰まっちゃう感じ。そんな状況・役がすごい似合う。似合うし上手い。演じるのが。不幸が似合うのよね。男版桜井幸子。パブリックイメージでは明るい感じだったけど実はパニック症候群だったりして、彼も辛かったと思うんだけど。だからこそなのかすごい刹那なお芝居がグッときて、最近真面目なドラマ出なくて寂しかったのです。
そしたらこれです。
青年とな。
意外にも野島伸司とタッグを組むのは「人間・失格」以来とのこと。もし「未成年」が彼でできていたら……と想像するけど、あれは3年寝かせたらできてなかっただろうな。
青年には名前が無い。でも本当はある。当たり前だけど。きっと「大場誠」なのだろうと思っている。野島伸司にとって堂本剛は“永遠の大場誠”なのだろう。正義感が強く優しい、まさしくHonesty(誠実)な。
青年だけど、見てる限り病気になるまでは普通の人間だったと思うの。
普通に働いて普通に家族もいて普通に彼女もいた。そして病気になっていろいろあってあんな風に達観した、諦念。
それに比べて沙良はかわいそうな母親である以上にどこか狂っている。母親の狂気だけでなく、人として、女として?
青年は、今までの野島伸司だと女性が演じることが多かった役どころなのかなーと思いました。「私が守ってあげる!」の繭とか。結局は救い出せたのか。「高校教師」の結末はすごく悩む。だって羽村は繭と父親のことを知ってしまった時、繭を無条件では愛せなくなっていたから。
あ、脱線した。
青年は沙良を救い出せるのだろうか、そして青年を誰かが救い出してくれるのだろうか。
もし青年が愛を思い出し、沙良を愛したら、死を恐れてしまうだろう。
沙良が青年を愛してしまったら、青年が死んでしまうことを受け入れられなくなったら?

切ない……


久々シリアス堂本剛ですが、演技力は然ることながら繊細さがすごいなーと思いました。細かな表情の作り方、台詞回し、すごく計算してやっているのがわかるし、それはきっと彼の持って生まれた才能でしょう。でもそれ以上に硝子の少年がそのまま大人になってしまった感がすごくて、いつまでもゆらゆらしてる。いつまでも刹那。まさしく天性のもの。だからかわいそうな役が本当にかわいそうにうつる。
野島伸司の言っていた「情緒的に豊かな子は何やらせてもうまい。どういう子かいまだによくわからないからぴったり。猫感。」とか言われてたけど。まさに。
最近金田一少年見直したけど、あの10代の駆け抜けた刹那感まだ持ち合わせてるんだなこの人……と思った。



まだまだ語りたいんだけど今日のプラトニック始まっちゃうからまたにしよーっと☆

もう終わっちゃうねってワッチュアネームに似てるね。


をぼんやり思い出しながら最後を見ていました。
笑っていいとも!
小さい時から見てたなーと思う。一番最初に記憶は増刊号だか特大号だかで関根勤(多分)が「巨人の星のメロディーにいとしのエリーの歌詞を乗せて歌う」だった。何してんだろうこの人たち…と思った。
小学校に上がると長期休みとか風邪ひいた時とかたまーにしか見れなくなったけど、SMAP好きになってからは平日のは見なくても増刊号は結構見るようになった。「中居くん私服がおかしい」みたいなコーナーすごい覚えてる、女性物のピンクの服着てサンダル履いてバッグ振り回してた。中居くんが。衝撃。
これってどんな感覚なんだろうって考えると「にこにこぷん」的な感じなんだなと思った。「おかあさんといっしょ」だね。内容とかよく覚えてないんだけど、大人たちが楽しそうにゲームしたりすっごい笑ったりしてんの。いいともってそんな番組。


なくなるって聞いたときは既に泣きそうだった。でも最後まで頑張れ!って思った。タモさんもレギュラーたちも。10月でレギュラーの入れ替えがなかった時点でおかしいなと思ってたし、タモさんの出ないコーナーもあったりして、揉めてるんだろうなって。
グランドフィナーレ見てもフジテレビ側から番組終了(打ち切りではない、きちんと3月までやりきったんだから)を打診され、了承したということなんだなと。スピーチを聞いて、レギュラー歴が長いメンバーは少なからず不満というか「どうして?」という疑問を感じてるんだろうなと思った。フジテレビにはホントにもっと大切なものがあると思い知って欲しい。


いろいろと逡巡しながらいいともの27時間テレビ見てる。楽しいなあ。


タモさんはすごくニュートラルな人だから、番組終了が決まっても「感謝してます」という姿勢を崩さなかった。当時まだ芸歴も短かったタモさんを起用して、32年も続けられたことに感謝してるんだろうなと思う。最後までタモリであり続けてくれて嬉しかった。


スマシプのスピーチは素晴らしかったなと思う。


10代からの20年って長いよね。
慎吾は10代から20年間レギュラーを努め、やる気ない感じだけどそれもいいともにおける慎吾の姿勢で、それでいて番組にはすごく愛情を持っていたんだなと感じました。「そもそも何でやめるんですか?」と言えた慎吾は純粋で悲しみを抱えすぎてて辛かった。
そして意を決して言ったことが「つよぽんや中居くんが羨ましかった、僕もタモさんと仲良くしたかった」だったことがすごく泣けました。テレビの中では明るい慎吾ちゃん・ファンにとっては誰にも心を開かず黒うさ飼ってる香取慎吾、でも誰かに甘えたり仲良くしたりしたいただの子供たっだ。子供みたいに泣いて、「僕も仲間に入れてよ」って言って、それでも、辛い時でも笑わなきゃいけない現実で、ああこの人すごい闇を抱えてる…闇というか諦めもあるのかなと思う。SMAPしか知らない、気がついたら芸能人だった慎吾。でもきっとこれからも笑ってる。辛くても。


つよぽんはタモさんの教えを守ったな、と嬉しくなりました。辛気臭いの嫌いそうだもんね。つよぽんは慎吾とは違っていいともだけではなくこれからも個人的にタモさんと付き合っていくだろうという気持ちがあるからこその言葉だったのかなと。いいともを通じてタモさんと出会えてよかったなと思いました。


そして中居くん。前々から言っていた「バラエティが終わるのは寂しい」話。なるほどなと思っていたのでこの場で言うのはピッタリだったな。そして分かっていても無念であると。
タモさんと食事に行くようになり、抱きしめて頭を撫でてして「感謝してる」と言われたと。まーじーでーーー???と泣いてしまったよね。ついうっかり。でもいいとも春祭とか手ぶらとか27時間テレビ見てたらタモさん超自由でタイムキーパー中居にすべて委ねて頼ってくれてたんだよね、と思って、中居くんの頑張りや成長をすぐ近くで見守っててくれたタモさんを思ってまた泣きました。


いいともが始まって32年、そのうち20年(つよぽんは18年半)。
中居くん起きろ!とか慎吾やる気だせや!とかつよぽん喋れ!とかいう時期もあったけど、「タモさんの番組に出させていただいている」という気持ちがあったからこそコンサートがあっても海外行っててもお助けSMAP使ったりしてできるだけ休まないようにしてきたんだな。と。今回SMAPが歌いに来たのもそんな経緯があったからだろうし、SMAPにとって大きな番組だったと再認識しました。


そしてタモさん。最後まで「明日も見てくれるかな」で締めてくれた。
そうだ、明日は来る。


今でも思い出して泣きそうになるんだけど、これからもいいとものことは忘れずに、いいともレギュラーのみんなのことも応援していきたいと思いました。
火曜レギュラーなんて中居くん中心に仲良すぎで嫉妬。


いいともいいともいいトゥモロー!!

アイドルってわからないほうがいいの

レコーダーが壊れまして、新しいレコーダーを買いました。前のレコーダーから必要なものだけコピーしたんだけど、そのせいでずっと5人旅を見る羽目に。何回見てもチョー楽しい!どこからどこまでが仕込みなのかとか考えちゃうけどこの人たち演技うまいわ。実はロングコントからのアドリブみたいな企画だったのでは?と疑ってみたり。楽しい。


というわけで、今の若手アイドルに思うことをつらつら書き連ねてみる。ババアの戯言。


AKBを見るようになって、あっちゃんが卒業してからはそんなに見なくなって、それでもAKBが出たバラエティが面白かったりすると2chまとめサイトでファンの意見を確認したりします。スマスマに出たりもするしSMAPと共演も多いし。
それでいろいろ読んでると活躍したメンバーのファンが「爪痕残した!」「見つかってしまった!」などと書き込んでいるのが目に付きます。確かに活躍をした子は覚えれるしね、よかったねって思います。
でもそれがあとに続かないと意味がない、ファンにならなくてもいいけど「あの番組で面白かった○○ちゃん」のままではダメ。そこは事務所が頑張ってゴリ押しですよね、嫌われちゃいけないけどね。
バラエティに関しては得手不得手もあるけど、とにかく頑張らなくてはいけないと思います。自分はこれはできない、またファンも〇〇ちゃんはこんな仕事しなくていい!なんて言ってないで、まずは一生懸命やってみる。共演者のスキルを盗んだりしてみる。そのうち自分の立ち位置も見つかる。台本でもね、人気になりたいならやるしかないんだよねー


そもそもその人気っていうのが難しいなと思う。
SMAPが人気になった頃って正直マスコミが盛り立ててくれてた感があって、今ならステマとか言われちゃんだろうなとは思うのだけど、その頃からのファンも多いので(私とか)やっぱり本人たちも頑張ったんだと思う。世間の評価に見合うように。


今こんなに人気なんですよ煽りをするために、アイドルだとCDランキングや売上が評価対象になりがちです。
CDデビューにあたっていろんなプロモーションをしてもらうことは大事です。ただ何かどうしても1位を取らなきゃいけない風潮が気持ち悪いなと思います。
SMAP光GENJIの弟分として結構押してもらって2位だったので、きっと事務所もすごいテンション下がっただろうなと思います。時代背景もあるけどさ。その反省からなのかキンキはシングル連続1位の記録にこだわったのでしょう。でも今のアイドルはデビューしてドカンと売れて何年かでフェードアウトする(その間に実力つけて役者さんになったりする)、昔のアイドルとは違います。とにかく長く売れること、消えないで生き残ることが使命みたいな。アイドルだからCDの売上は大事。だけどそれだけじゃない。特に最近はCD売るために握手会やら特典やら複数商法がある。ファンは買うよね、何枚も。でもそれで売れた枚数に何か意味があるのか?初動売上ってそんなに大事?そんなことしてアイドルとしての価値を低下させてしまうこと、そしてアイドルとして何かをすり減らしてしまうことがすごく怖いと思います。握手会は昔からアイドルのプロモーション手段としてあるけどね。AKBでもジャニでもそっちメインになってるとこえーなーと思うのです。
SMAPも最近は特典や複数商法になり、売上は一時よりも伸ばしているものの、やっぱすり減らしてる感はイナメナイヨネ。うむ。嬉しいけどさ。


そして、ファンに対する姿勢。
グラビアとかアイドル雑誌でサービスするのは大事。それは仕事だから。でもファンサービスと媚びは違う。
いいともで指原が「AKBファンはおじさん層だから…」と言っていたけど、ファン層をテレビで話すのもどーかと思うし、おじさん層以外にもアプローチしろよ、とも思った。握手会での人気って世間的には何の意味もないことも。ジャニだとファンサってやつもイマイチよくわからない。
そしてアイドルは私生活晒さなくていい。ブログやツイで自分のこと晒しすきちゃうのはもったいない。誰と遊んだとか誰と仲良しとかは確かに知りたい、知りたいけどそれはコッソリって感じでいいのに、と思います。ファンに媚びるとイメージとか付いちゃって、いやイメージ付くのはいいと思うんだけど、ファンとしては「もっとくれ!!」ってなっちゃうじゃん?もっと知りたくなっちゃうじゃん?どんどんハードル上がっちゃうじゃん?だから漏れ聞こえてくるぐらいでいいんです。そこで妄想して楽しむぐらいで。
手の内は小出しにしたほうがいい。
そもそも仕事仲間と仲良しさんは無関係じゃん。それで萌えることも正直あるけどさ。仲良くない人とも仕事しなきゃいけないんだから。仕事だから。


5人旅見ていて思ったのは、ファンでも一般の視聴者でも「本当のところこの5人の関係は?」ということが興味の対象でした。
SMAPは個々のキャラクターが立っている、認知されているわりに、5人の本当の姿に関しては謎が多かった。その謎がSMAPの魅力のひとつなのではないかと思いました。



アイドルとは「胸さわぎを頼むよ」であるべきなのだ!!!



とかつらつら書いたけど。
おわり。

今更のJoy!!

あ!とっくに年が明けてました!!
慎吾みたいにならないかなーと前髪を伸ばし始めましたが、私の前髪はペタンとします。

年末年始もスマ充できて(テレビガイドではスマ重なんてものがありましたグヘヘ)今年はコンサートありそうだなーと楽しみにしている状況です。最近のリリースのペースだと春ぐらいには新曲出るかなゲヘヘ

SMAPのJoy!!がジャニーズ楽曲大賞で2位を獲得したとのことです。
存在は知っていたのですが参加したことはなく、今回も投票しませんでした。
スマには私みたいなファンが多いようでツイでも「なにそれ?」が並ぶTLでした。
興味を持ったので詳細を調べてみました。ジャニヲタたちが去年リリースされた楽曲やコンサートなどをランキング形式で投票するものだそうです。
過去ランキングを見てみたけどSMAP関係はあまり上位にランクインしておらず、今回のJoy!!はスマヲタ以外(他担部門で1位)がたくさん投票してくれたようです、嬉しいです。
というわけで今回はJoy!!について語りたいと思う。


Joy!!はSMAPの記念すべき50枚目のシングル。2013年6月5日にリリースされました。
作詞作曲は赤い公園津野米咲さん。91年10月生まれ……SMAPがデビューした頃に生まれてるのか……おおん……
ドラマ『幽かな彼女』の主題歌。ドラマ好きでDVDまで買いました。

2013年はSMAPにとって大きな一年でした、毎年大きな一年だわ……って思うけどその中でもね。
グループ結成25周年。それに乗っかって5人旅をしました。
シングル50枚リリースを記念してスマスマで50曲メドレー披露。デビュー日がちょうど月曜日だった奇跡。
SMAP GO! GO!もやったね。
ざっくり言うと「原点回帰そして新しいSMAP」みたいな一年。

そんな中で50枚目に選ばれたのか誰かが選んだのかうまいこといったのかは謎ですが、このJoy!!だったのです。
Mistakeからの流れでね、「あの頃のSMAPが帰ってきた、でも何か昔より強い!!」、そんな曲でした。

津野米咲さん曰く、オリジナルスマイルみたいな曲にしたかったと。
あの頃のSMAPの曲のよさって等身大の若者の日常(毎日大変だわー)をまあ何とかなるさって感じで流してく、というアイドルらしからぬテンションだったと思います。そしてそれが自分にもリンクする感じ。
オリスマはイライラしてもしょうがないから笑っとけ、笑えばみんな幸せ!だし。
でもそれが(多分その日常の幸せ感)いろんな人に勇気を与えてたんだなー


無駄なことを一緒にしようよ


例えばアイドル。
アイドルって必要?娯楽って必要?
前にもかきましたが、あまちゃんでも、アキが震災があって大変なときにアイドル(娯楽)とはどうあるべきか?必要なのか?というジレンマに駆られるエピソードがありました。
でもアキは地元に帰り、海女をしながらアイドルを続けます。みんなを笑顔にしたい。ダサいぐらい何だよ、我慢しろよ!
娯楽って無駄だと言われれば無駄なのかもしれない。けどその無駄のおかげで私は毎日楽しい。アイドル追っかけるなんて無駄の総本山だと思う、けど楽しい。無駄なものだいすき、無駄ってだいじ。
エンターテイメントの力。
それでいいんだなーと肯定してくれたような気分になりました。
楽しければいいんだ!


あの頃の僕らに今夜だけでもいいから朝までJoy!!Joy!!

あの頃とは、SMAPのいつなんだろう。
出会った頃?売れなかった頃?イケイケだった頃?
そして私にとっては?
そういえば最近は朝まで大騒ぎすることってなくなったなー
学生時代は朝までカラオケしたり飲み明かしたりしてそのまま学校行って眠くてグラグラしたままバイト行ってまた飲みに行ってとかしてた。元気だった。
仕事がーとか体力がーとか明日がーとか言わず、たまには何も考えず大騒ぎしたいなー


こうやって歌詞の内容がSMAPともリスナーともリンクするところがSMAPらしい。
仕事して、なんだかうまくいかなくて、これでいいのかなって反省する。このままでいいのかな、大人ってめんどくさいな。でもそれでも「どうにかなるさ人生は」って言ってくれる。そんなSMAPがすき!!!(突然の告白)


さて、Joy!!はパフォーマンスで大成功しました。
覚えやすい振付、音楽番組ごとに趣向を凝らした演出、そして毎回客席盆踊り状態のじょいじょい!!
いろんな音楽番組で披露されましたが、一度番組協力に参加できました。振付指導がすごかった……大体覚えていったけどかなり細かく指導されました。SMAPとじょいじょいできてすっっっっごい楽しかった!!!!幸せ!!今この瞬間が幸せ!!
是非!!!!早く!!!!!コンサートで5万人とじょいじょいしたいです!!!
こうやって巻き込まれて一緒に盛り上がることができる曲をこのタイミングで歌ってくれたことを、SMAPがアイドルのままでいてくれていることを、本当に感謝します。
かんしゃしてーふっふー

忘れかけてた魔法を思い出した気分になりました。まだまだやれるぜSMAPやれるぜ私!


Joy!!Joy!!

オリコンランキングと音楽について考える2013晩秋その2


さて、ここまでランキング貼りまくって思い出に浸ったりしてきたのですが。数字大好きでごめんなさいね。
本題。
オリコンチャート=音楽業界ではない。ということ。


昔は音楽の売上枚数や順位は人気や曲の出来にかなり忠実だったと思います。が、もちろん今でいうステマのようなことも多々あったと思います。
音楽は無形です。目に見えないもの。目に見えない芸術品。遠い昔からあったもの。それを商品にしているのだから、音楽は芸術ではなくて売り物なのです。アマデウス見たときにそれがすごく切なくなったのを思い出すんですが。
だから「どんなものでも売れればいい」という考え方を否定はできません。売るためにラジオで流しまくったり、新人でもガンガン広告打って音楽番組に出したり、タイアップつけたり、そりゃあ商売なんだから、どんなにいいものでも売れなかったら食べていけないんですよね。
それと握手券付けるのがどう違うのかと聞かれたらちょっと答えに迷う。CD買ったら握手できるよというやり方は昔からあったものだし、おまけにポスターなども昔からありました。


ただ最近はCDが売れる=曲が売れる、ではなくなりつつある、というかもうなくなっているんですよね。
つまり「CDはアイドルしか売れない」ではなくて「曲が売れてない」ってことなのかなと。
でも例えばCDは売れてなくてもCMで聴いていいなあと思う曲とか気になってダウンロードした曲は「曲が売れた」ということになるのかな?と思います。
しかしながら、今年どんな曲が印象に残った?と聴かれても、好きだからSMAPの曲と、あとあまちゃんで流れた曲ぐらいしか歌えない。AKBもサビしかわかんない。私ももう若者ではないのですが、万人が共有できる曲が少なくなってきていることが一番の問題だと思います。売上も初動やフラゲが高いものが多く、ロングセラーするものが減ってきています。また、なんだこれ?みたいな面白味ある曲が売れなくなっているような。


ではどうしてそうなったのか?


やっぱり多様化してしまったからだと思います。以前ほどテレビに力もなく、いろいろな世代から支持されるものがなくなってしまった。音楽番組も視聴率悪くなったりして減ってしまい、何となくでも見ることが難しくなってきている。そしてオタクの一般化。私が小学生のころは、ロックバンドの曲もアイドルの曲も聴いていて、(セールス的にも曲自体も分かりやすく)売れていて、「好きじゃなかったけど知ってる」的な曲が多かったです。学生時代はベストアルバムが流行していたおかげで、リアルタイムに知らなかった曲も聴くことができたのも大きかった。現在はピンポイントで音楽を聴く人が増えたように感じます。
もしかしたら今の学生もいろいろ聴いているのかもしれない。でも分かりやすいデータが出てこないのも事実です。ダウンロードランキングがもっと一般化すればいいのに、と思うのですが、難しいのかな。
あとは高年齢化ですね、私が小学生のころ聴いてたアーティストの方々(軽く20年選手)が今だに現役でがんばってて、ニューカマーがなかなかそこまで追い付いてない。過去にではあってもミリオン売っていた人たちは底力があるのか、一定数のヲタが付いてるのか、そこそこCDは売れるしでっかいとこでライブできるしヲタも年齢行ってるから金払いがいい。おととしだったか、YUKIが東京ドーム埋めたのはファンながら驚きました。もっと年上だと、ザ・タイガースが年末に東京大阪でドーム公演するのですが、チケットはもう売り切れているようです。凄まじい。
実績もあるし結果も出せるベテランに追い付けないのは痛いのかなーと思います。「私の好きな○○は追い付いてる!!CDはそんなに売れないけど!!」と主張されても、「知らんがな」で終わってしまうような状態が今なのかなーと……うーむ。これこそが音楽業界の危機。


理想は「さまざまなジャンルが万遍無く売れてたまにドカンとくる」なんですが。切磋琢磨って大事じゃないですか。AKBはAKB内部だけじゃなくて外に影響力がないのが一番の問題なんですよね。売れても内部にしかお金回らないから。秋元康プロデュースが続く限り難しいのかなあ。
ジャニーズも、本当は内部でポジション争いするより違う方向見るべきだと思うんですが。若手アーティストに楽曲提供してもらう受け皿がSMAPばっかなのもどうかと。キンキはアーティスト路線なのでベテランの方に曲書いてもらってていいなと思います。ジャニーズも若手は楽曲面でこだわりがなくなりつつあってもったいないなと思っています。


なんかダラダラ書いたけど。
つまり結論は「売れなくていいとか思わないで、むしろ売れたいと思え!!がんばれ若者!!!」
以上。

オリコンランキングと音楽について考える2013晩秋その1


あまちゃんの記事書いてないや。


ここ何年かCDのオリコン年間ランキング上位がアイドルに独占されていて、日本の音楽業界オワタ的な話題が多いのですが。
では今までってどうだったの?と思って調べてみました。


まず今年2013年。11月現在ね。数字はザックリです。

1位 AKB48さよならクロール」(195.5万枚)
2位 AKB48恋するフォーチュンクッキー」(146.7万枚)
3位 AKB48ハート・エレキ」(123.4万枚)
4位 AKB48 「So long !」(113.3万枚)
5位 EXILEEXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」(100.0万枚)
6位 嵐 「Calling/Breathless」(88.1万枚)
7位 SKE48チョコの奴隷」(67.2万枚)
8位 SKE48 「美しい稲妻」(65.9万枚)
9位 嵐 「Endless Game」(55.7万枚)
10位 NMB48僕らのユリイカ」(55.4万枚)


売り方や内容を言及すると面倒くさいし主観が入りがちなので割愛。
やはりAKBグループと嵐が強いです。AKBグループは去年あたりから姉妹グループも売れてきてるんですね。ジャニーズは売り上げでは嵐一強です。あとはEXILE。ここは黙秘。
ちなみにこの下もほとんどAKBグループやジャニで埋まっています。他にはサザンやサンホラなどが上位。
というわけでどう考えても今のオリコンランキングはアイドルだらけ、という結論でいいと思います。


さて次は10年前、2003年です。最近じゃんって思います。

1位 SMAP世界に一つだけの花」(210.8万枚)
2位 福山雅治 「虹/ひまわり/それがすべてさ」(89.3万枚)
3位 宇多田ヒカル 「COLORS」(88.1万枚)
4位 森山直太郎さくら(独唱)」(78.9万枚)
5位 RUI「月のしずく」(77.8万枚)
6位 I WiSH「明日への扉」(75.2万枚)
7位 サザンオールスターズ「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」(73.7万枚)
8位 浜崎あゆみ 「『&』」浜崎あゆみ(59.1万枚)
9位 Mr.Children 「HERO」(54.5万枚)
10位 ロードオブメジャー 「大切なもの」(51.8万枚)


SMAPの年だったなあと懐かしくなります。よく売れました。
特筆すべきは10位の売り上げ。今より少ないんです。2003年はもうCDは売れなくなってきていました。WikiによるとCDが一番売れたのは1997-1998年頃。じわじわとCD不況が始まっていました。SMAP以外ミリオンがないし。だから世界〜は異例だったんだと思います。世相もあったけどね。


というわけで参考までに1998年も。

1位 GLAY 「誘惑」(161.1万枚)
2位 SMAP夜空ノムコウ」(157.1万枚)
3位 SPEED 「my graduation」(147.4万枚)
4位 BLACK BISCUITS 「タイミング」(145.0万枚)
5位 GLAYSOUL LOVE」(137.1万枚)
6位 Kiroro 「長い間」(118.2万枚)
7位 L'Arc〜en〜Ciel 「HONEY」(117.3万枚)
8位 KinKi Kids愛されるより 愛したい」(113.4万枚)
9位 Every Little ThingTime goes by」(113.2万枚)
10位KinKi Kids 「全部抱きしめて」(112.7万枚)


全部歌えるわ!!!
なぜかわからないけど英語だらけですね。ロックバンドが売れ、ジャニが売れ、女子Gも売れ、とてもバランスがいいなと思います。売上枚数も肉薄してる。全曲ミリオン。
アムロちゃんは活動休止中だっけ。惜しいな。


続いては1993年。ほとんど記憶にない。

1位 CHAGEASKA 「YAH YAH YAH」(240.7万枚)
2位 B'z 「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」(193.2万枚)
3位 THE 虎舞竜「ロード」(188.6万枚)
4位 サザンオールスターズエロティカ・セブン」(171.7万枚)
5位 B'z 「裸足の女神」(165.3万枚)
6位 ZARD 「負けないで」(164.5万枚)
7位 WANDS 「時の扉」(144.2万枚)
8位 松任谷由実真夏の夜の夢」(142.0万枚)
9位 ZARD揺れる想い」(139.6万枚)
10位 中山美穂WANDS世界中の誰よりきっと」(132.6万枚)


ほとばしるビーイング感…!記憶にないと申し上げましたが全部歌えますね。つまりすでにスタンダードなんですねきっと。ベストとか持ってると知ってる曲ばかり。
当然のようにミリオンなんだけど、アイドルはいません。あ、ミポリンはアイドルか?
バンドやユニットが多い。覚えやすくて歌いやすい。そんなイメージの曲が多いです。


では、1983年です。

1位 大川栄策 「さざんかの宿」(105.9万枚)
2位 細川たかし矢切の渡し」(90.8万枚)
3位 わらべ 「めだかの兄妹」(88.5万枚)
4位 薬師丸ひろ子探偵物語/すこしだけやさしく」(84.1万枚)
5位 佳山明生氷雨」(79.0万枚)
6位 杏里 「キャッツ・アイ」(73.8万枚)
7位 松田聖子ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」(70.0万枚)
8位 中森明菜 「セカンド・ラブ」(65.5万枚)
9位 アイリーン・キャラ 「フラッシュダンス」(63.7万枚)
10位 ラッツ&スター 「(め)組のひと」(62.2万枚)

謡曲ですねえ…。さざんかの宿を知りません。まだまだですね。80年代アイドル2大巨頭の松田聖子中森明菜がランクイン。でも一番気になったのはフラッシュダンス。そんなに売れたのか。
80年代はアイドルが強いようです。1985年には演歌のランクインはなし。チェッカーズと明菜ちゃんが複数曲ランクインしています。が、1987年に演歌が盛り返してきたりしてて、いろんなジャンルが入り乱れてる感がすごいです。流れとしては1980年代はアイドル多め、90年代でビーイング台頭と同時にアイドル冬の時代、って感じかな。


最後に1973年。

1位 宮史郎とぴんからトリオ 「女のみち」(181.1万枚)
2位 宮史郎とぴんからトリオ 「女のねがい」(83.9万枚)
3位 ガロ 「学生街の喫茶店」(76.2万枚)
4位 ちあきなおみ喝采」(62.6万枚)
5位 沢田研二 「危険なふたり」(61.8万枚)
6位 かぐや姫神田川」(57.9万枚)
7位 チューリップ 「心の旅」(50.7万枚)
8位 天地真理 「恋する夏の日」(50.1万枚)
9位 天地真理 「若葉のささやき」(48.1万枚)
10位 浅田美代子 「赤い風船」(48.0万枚)


ぴんからすごい。
フォークやソロミュージシャン、アイドルが売れていたのかな。という印象です。新御三家花の中三トリオもこの頃だそうです。
個人的な印象ですが、今よりも当時のほうが異種交流というか、アイドルもフォークっぽい歌を歌っていたり、流行する音楽の流れが結構めまぐるしい感じ?親世代が聴いていたこともあって耳馴染みのいい曲が多いです。アイドルもミュージシャンの曲も分け隔てなく聴ける。ただフォークは結構聴くんだけど、その前のGSの曲ってほとんど聴いたことがありません。ジュリーがいたからザ・タイガースはちょっと聴いたかな。ぐらい。
よく見たら演歌がない。


売れた曲は世相を反映するのか?
昔になればなるほどそうなのかな。
でも今
AKBがああいう売り方をして売れた、という世相は反映してるのかなと思います。
世相とは違うか。
そんな時代だったんだよって後で思えるのかな。
ただ何十年も使われているオリコンランキングだけが指標となっているのは問題なのかもしれません。



さてここまでで一旦〆ます。

あまちゃん考その1 私とクドカン


あまちゃんの感想とかをいろいろと


ハマりました。
CDとか本とか買っちゃうぐらいにはハマりますた。
DVD買おうと思う。
親譲りのマーメイドとか能年ちゃんとかアイドル論とかいろんな対比とか小ネタとかいっぱい書きたいことはあるんだけど、まずは私とクドカンについて語ろうと思う。


クドカンの作品で初めて見たのは「木更津キャッツアイ」(2002年、TBS)でした。と並行してIWGP(2001年、TBS)だったかな。再放送で。
普通の恋愛ドラマとか青春ドラマしか見たことがなかったのでビックリしました。こんなめちゃくちゃでいいのか!こんな下ネタばっかでいいのか!!親と見れないよ?!
とか思いながらコソコソ見てたような。たまに母親も面白がって一緒に見てた気がするけど。
その後ぼくの魔法使い(2003年、日本テレビ)、マンハッタンラブストーリー(2003年、TBS)、タイガー&ドラゴン(2005年、TBS)と、学生時代は見てきました。
当時私はまだ10代で、所謂中ニ病って感じで、みんなと一緒はヤダ!けど一緒じゃないと不安……とか悩んでた時期でした。若いね。
そんな時クドカンの作品を見て、人はいろいろなんだなあと思いました。クドカンの作品に出てくる人たちって変わった人が多いけど、周りはそれを含めてその人と付き合ってる感じがするから。木更津だと明らかに変な人なうっちーも様子がおかしいホームレスのオジーもすごく愛されてるんだよね。そして一見マトモに見えるバンビもわけわかんないこだわりがあったりするんだけど、周りはそれを含めて認めてるっていうか。結構デフォルメされてるんだけど、もしかしたらこんな人いるかも!って思える。すごくうらやましい世界だし、自分もそうありたいと思いました。
あ。美礼先生の「普通」も好きだったな。


そんで「あまちゃん」。やっぱり変な人がいっぱい出てきました。過酷な過去を抱えた人も、心に傷を負った人も、いろーんな人がそこにいました。完璧な人間なんていなくて、だからなかなかうまくいかないけど頑張る、変だけど愛すべき人たち。そしてそれぞれが笑顔で生きていました。そんな世界が私は大好きでした。多分「あまちゃん」が愛された理由はそこだと思います。


愛しい人たちにまた会いたいけど、きっとどこかでドタバタ生きてるはず。想像してニヤニヤする、でもあまロスな私なのでした。


ここまで。