コミュニケーション2

久々に「コミュニケーション」スネオヘアーバージョンを聴いた。
スネオの声がエロくて好きだという話。をダラダラと。


元々YUKIファンで、YUKIラジオにちょいちょいゲスト出演していたのでスネオの存在は知っていたのですが、印象は変な人。だよね普通に。
そんなスネオがYUKIに楽曲提供したのが「コミュニケーション」、詞はYUKIです。
アルバム「commune」に収録されたこの曲は、アルバムのテーマ的な「人と人とがつながっていくこと」を表現しています。


誰にもわかるわけないよ 心の中の中は
だからこそまっすぐ伝えよう 今
間違えてもいいのさ
コミュニケーション

その曲をスネオがミニアルバム「東京ビバーク」でセルフカバーしました。


YUKIバージョンはユニセックスな雰囲気。
二人称が「君」で、何となく男性詞なのかな、とも思えるし。
わかりにくいけど大地的なんだよね。
YUKI自身が妊娠中だったこともあって、大らかですべてを包み込むような。
母性の塊。そんな歌い方をしています。


そしてスネオバージョン。
こっちはほんの日常の機微を歌った感じがします。
スネオの歌は身近な幸せや不満を歌ったものが多い。
歌詞も「君と僕」だけの世界というか。
昔TAKUYA(JAM)が「YUKIが私たちと歌うと結構大勢を思い浮かべるけど、自分が僕らと歌うと君と僕だけみたいになる」というようなことを言っていて、まさにそれ。
男性が歌うと必然的に「君と僕」になるのか……?



「コミュニケーション」のサビの歌詞


愛の温もり 誇らしく君の香り
逆立てた産毛をなでた 初めてを想い出した
なぜか 愛しさ募り 奥深く触れられそうな
体ひとつひとつをつかうよ 君と泳ぐように

要するにSEXを歌っているわけです。
これをYUKIが歌うとひどく神聖なもののような響きがあり、歌の冒頭に出てくる『人魚の恋』のような抽象的な雰囲気がする。
広い世界に向かって。
一方スネオが歌うとやたらリアル。
もちろん歌詞の持つ物語性のおかげで生々しくはない。
けどなんかに艶かしさがある。



YUKIがソロ活動を始めたとき、テーマとして「エロック」を掲げていました。
エロいロック。
ただその路線は1stシングル「the end of shite」を以って終了。
個人的には好きだったけど、実際そんなエロくなかったんだよね、これ。
YUKIって声にエロさがないんです。
うれしくって抱きあうよ」でも『愛撫のリフレイン』とか歌っててもエロくない。
それはそれでYUKIらしいさっぱりしたエロでいいんだけど。



スネオの声はすごく私好み。
というのは鼻声。
鼻声フェチです。
他にも息継ぎとかファルセットフェチです。
もちろんビジュアルも好み。(結局)
この人ナヨナヨしてるのに2度の結婚離婚歴があったり結構破綻した人生送ってるわりに歌はやたらまっすぐ。
そうゆう人ほど歌うことにまっすぐなのかもしれない。
単純な欲望。
けど歌が本当にいい。
歌う姿は本当にいい。
スネオの「コミュニケーション」を聴いたとき、本当にそばで触れ合っているような感覚を覚えました。
単純な欲望。




YUKIラジオでスネオとコミュニケーションをコラボしたことがあった。
YUKIがリスナーに向かって歌っているのに対して、スネオはYUKIに対して歌っていたような気がした。
それがYUKIとスネオの大きな違いなのかな。

個人的に、スネオみたいに誰かを想って歌っているほうが好き。
もちろんYUKIも誰かに向かって歌っているのかもしれないけど。
まあ個人的見解。

Commune

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東京ビバーク

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