第5回・最大級の愛を君に〜STAY


SMAP AID』の曲目発表まであと1時間。わくわく
多分選出されないであろう曲を敢えて取り上げるよ。でも選出されてほしいことこのうえない。



「STAY」。『Pop Up!SMAP』収録。06年7月リリース。

Pop Up!SMAP (通常盤)

Pop Up!SMAP (通常盤)


これは「SMAPでいちばん好きな曲は?」と聴かれたら「いちばんなんて選べないよ!」と言いながらも絶対挙げてしまう曲です。
2006年夏、私はSMAPに射抜かれたのでした。
あ、嘘、とっくに射抜かれてたんだけどさ、もうゾッコンLOVEだぜ☆ってことね。



「STAY」はプロポーズソングです。
SMAPのプロポーズソングといえば、「らいおんハート」が有名だと思います。あれも大きな転換期だったから。大人のアイドルとしての完成形になりました。
その後、いろんなことがあって(省略)、2003年に「世界に一つだけの花」が大ヒット、さて次は??
……となった時、音楽性としては結構迷走しました。だってもう「♪ブギーな胸騒ぎ」とか歌える立場じゃなくなったから。
2005年、いい子ちゃんソング・「友達へ」をリリース。しかしツアー前にやらかしました。「BANG!BANG!バカンス!」。
もう何でも来い、って感じだったなあ。SMAPは売れてもなおSMAPなんだと思って嬉しかった。初の国立競技場でのコンサートも成功、SMAPの頂点ってどこやねん。
2005年末に「Triangle」、2006年初めに「Dear WOMAN」をリリース、謎のハイスピードリリースののち、『Pop Up!SMAP』を引っ提げてのツアーがスタートしました。


「STAY」を初めて聴いたとき、キュンキュンが止まらなくてきたこれ!!と思いました。
『Pop Up!SMAP』自体が大人っぽいアルバムだなあとは感じていました。国民的アイドルと言われ、平均年齢も30歳を超え、最年少の慎吾も来年30だね……
とか思っていたら、年相応の感覚のある作品を取り揃えていて、そこはさすがSMAPのスタッフだわ!と感心したものです。
今思えばそうやってSMAPは成長してきたんですよね。年を重ね、それにリアルに対応してくことができたからここまで来られたんだと思います。


さてさて、「STAY」。
歌詞を全部コピペして一言一句解説したいぐらい素敵なんだけど、何がすごいって「これはまさかSMAPのことを歌っているのでは?」と錯覚してしまうぐらいの説得力ね。
このツアーで、SMAPはデビュー15周年を迎えました。てゆうのに中居さん肉離れ。波乱含みのアニバーサリーイヤー(ヲタは慣れっこ)。
足をかばいつつ踊り、ダンスパートやソロコーナーもカット。でもそんな中居を影で支えるメンバーたち。
そして歌う。

この先どうしようもなくすれ違ったり
言い争いがあったりもしても
どうか道の途中で 手を離そうとしないでよ
ちゃんと繋いでてよ


……まあ泣くよね。



そして

Let you know 大事なのは続けること
楽しいだけでいれない時も


ここを中居さんが歌う。
……まあ泣くよね。

極めつけはサビ。
 

I'll be… Won't you stay?
We'll be 罪を捨て 僕らずっと共に歩こう
永遠なんて言わないからさ 5、60年 それだけでいい



2006年9月9日、15周年の国立競技場。慎吾は「この先ずっとSMAPでいたい」と言いました。私もずっとSMAPでいてほしいって思った。
この曲はただのプロポーズソングではないのでは?とその時思いました。
SMAPはたくさんに人に愛されて、たくさんの人に向けて歌を歌います。
道のりは困難で、辛いこともあった。けどここまできた。
その強さと決意をこの曲から感じました。


とはいえ、最大級のラブソングであるわけで、私からしたら脳内妄想で爆発寸前なんだけど。


もし恋をしたなら、こんな風に想われたい。
「しようよ」みたいな王子様ソングも今まであったし、「らいおんハート」のようなエゴイスティックな愛の歌もあった。
「STAY」はそれ以上に現実的で包容力のある、全てを認めて受け入れてくれるようなプロポーズソングです。
SMAPは歌やドラマなどでアイドルとして致命的な「加齢」の壁をするりと越えてきました。
一言でいえば、「SMAPもいい男になったわねー」って感じ?
例え歌やドラマが偽物でも、その年齢に合わせていけることがSMAP最大の強みです。


慎吾のソロ部分が好きすぎて鼻血出そうになる。
これはCDよりもコンサートが100万倍かっこいいので、たまに見ては倒れてます。
黒のロングコートは反則!!
雨の日産スタジアム。幸運の最前列で木村さんに心射抜かれたので、私はSMAPを愛そうと誓いました。
木村剛慎吾から投げチューもらって腰抜かしたら、慎吾に爆笑されたのはいい思い出です。あの時私は若かった。
思い出だけで生きていけるなら生きていきたいですが。無理か。

結論・私もこんな風にプロポーズされたい。


あれ?





<追記>
息継ぎフェチの私はサビのみんなの息継ぎにハアハアです。あと中居くんの低音フェチなのでサビでちょいちょい聴こえる中居くんの声に悶絶。
慎吾のソロで死ぬ。もう死ぬ。
つまり一回聴くごとにちょっと呼吸を整えないと過呼吸になりかけます。
危ないです色々と。