第4回・擦り減らす美学〜失くしたり見つけたりのEvery Day


初見で振付に胸打たれた曲。


今回は「失くしたり見つけたりのEvery Day」。「SMAP 005」収録。1994年2月リリース。


90年代後半にはジュニアがよく歌ってたそうです。それはよくしらない。
所謂ディスコサウンドですね。ふーいえーいみたいな。ジュリアナ的な?ごめん、ディスコって実はよく知らないの。えへ。コン映像の「♪Life 今日を気にしたってしょうがない(ふーふー)」の合いの手が最高。超バブリー無駄にバブリー。


好きなところを挙げていくよ!

最初に書いた振付。サビで頭の上で手をぶんぶん振り回すところ。足と肩を使いまくりのダンス。トンボみたいな動き。集団移動。集団移動は「ダイナマイト」でもあったね。全体的に時代を感じるところが好き。踊りに関しては「青いイナズマ」ぐらいからは結構今に近いというか、そんなに恥ずかしくないんだけど、この曲はディスコサウンドということもあってかやたら古臭い。あ、当時のコンDVDとか見ると結構揃ってるよ。

歌割りも好き。メロは全て中居ソロ、サビはユニゾンディスコサウンドの癖にやたら日常的な歌詞なんだけど、その感じがクソ生意気な感じがして中居くんにピッタリ。主人公は働き出した社会人かな?大人になることで失う何か、見つける何か。SMAPって子供と大人の過渡期の曲って実は結構少ない気がする。「たぶんオーライ」みたいなやたら達観してる曲とか、「夜空ノムコウ」みたいな深く考えすぎてる(?)曲はあるんだけど、「失くしたり〜」はちょっと単純というか、子供っぽい曲なのかも。今後やたらリアルな曲を歌っていくことになるので、その布石みたいな曲なのかな。
それにしても何で中居くんのソロ的な曲なのか。でもこのソロを他のメンバーが歌ったらしっくりこないような気がするのです。「♪若さをひとつ失くす度 何かが確かになっていく」という歌詞とか、我が身を擦り減らしてSMAP、というか自らの道を突き進んでいく彼は、今見るとガチで必死で刹那な雰囲気に溢れている。本当に若さを失くしては何かを確かにしていっていたのだと思う。体調崩して吐きながらコンサートやってた、とか聞いちゃうとね。後の「たぶんオーライ」的なダルイ雰囲気は木村拓哉的なイメージなんだけど、曲調も含めガムシャラ感全開のこの曲はまさしく中居正広的な曲でしょう。ちなみにいつもより鼻声なのもすごい好きです。


好きな詞。

Life 今日を 気にしたってしょうがない
今欲しいのに 今ない日もある
Life 今日は 今日なりにいいことが
気づかないだけ 僕らが見過ごしてる


本当は全部の歌詞が好きです。
コンサートてやってるの、一回でいいから見たいなあ。