いくえみ男子と香取慎吾

「潔く柔く」が映画化されるというニュースを聞いて、下書きしてたのに記事上げてなかったのを思い出しました。というわけで、いくえみ男子の話。

いくえみ男子といえば、古くは奥田民生、そして今ではくるりの岸田さんとかバンプの藤原さんとか松ケンとかが有名ですが。
私が初めていくえみ綾の漫画を読んだのは小学生のとき、「バラ色の明日」でした。男の子がカッコいいけど理解できなくて。それからも立ち読みしてました。
で、高校生ぐらいで読み直して気づいた。
ルーツだったと。

「バラ色の明日」はいくつかの話がほぼ関連性なしに描かれた短編集で、1997年から別マで連載していたそうです。
コミックスは全６巻。
その６巻に収録されているのが「不思議な男の子」でした。
主人公は成田征生と転校してきた不思議な女の子・大泉今日子と、征生に想いを寄せる二見敏江のお話。
今日子は転校ばかりしていて、その先々で同じ顔をした男の子に会うと言い、それが今回は征生でした。
ネタばれしちゃうと今日子は亡き母の再婚相手と「愛人」関係にあり、別に同じ顔をした男の子というわけではなく、「自分を救い上げてくれる男の子」を探していたんだけどね。

ヘヴィーーーーーーーー！

で、私は何が言いたいのは、このゆくおくん！慎吾に似てるんだよおおおおおう！とゆーこと。
当時は全く気付いてなかったんだけど。
そんでいろいろ読むようになって、何かたまに似てる男の子がいるなあと思って調べてみたら、いくえみさんはいくつかのキャラクターで慎吾をモデルにしていたとのこと。
おととしぐらいに発売された作画集にも書いてありました。

他に私が似てると思うのは、
松本三四郎「あの星になるから」（木村さん似もいるよ☆透明人間の頃に似てる）
松波頼「バラ色の明日」第１話　狸ばやしがきこえる　及び　続編の「頼ちゃんは叶わぬ恋をしている」（「頼ちゃん〜」の方が似てる、ラブストあたり）
成田征生「バラ色の明日」第10、11話　不思議な男の子（銀髪の頃っぽい）
椿心「ハニバニ！」（慎吾本人も読んで髪型をマネしたらしい）
このあたり。90年代後半〜2000年頃だね。

キャラクターのポイントとしては基本的に口がでかい。三四郎と頼ちゃんは性格も慎吾似。パッと見明るんだけど影がある。
ゆくおくんと椿心はツンなのですが、椿心は心サマ憑依後はすげえかわいいんだよねえ。
あとは「バラ色の明日」の第5話　エンジェルベイビーに出てくる男の子二人が慎吾拓哉っぽくてちょっとかわいい。
そういえば今連載してる「プリンシパル」もちょっと慎吾拓哉っぽいかも。
白そうで黒い和央（慎吾っぽい）と黒そうで白い弦（木村さんっぽい）。
90年代作品のロン毛はみんな木村さんに見えるんだぜ……でもちょっと江口っちゃんぽくもあるんだぜ……

いくえみ綾の漫画は小説みたいだけど結構こわかったりしておもしろくて好きです。
上記の作品もオススメだよ！（宣伝）

バラ色の明日 完全版 6 (愛蔵版コミックス)

バラ色完結編は泣ける。