恋したいですね。〜ZARD「Oh my love」
ホントは先にいっこ書いてたんだけど、諸事情によりこちらを先に。
ここ何日かZARDばかり聴いていて気付いたのだが、ZARDの曲は構成が単純。
ラストサビ前の変則メロみたいなやつが殆どない。
ひたすら覚えやすいメロディ、歌詞にこだわってる。
だからすごく素直なんだ。
今回取り上げるのは「Oh my love」。94年6月リリース、5枚目のアルバム「OH MY LOVE」の表題曲。
オリコン最高位1位、売上枚数200.2万枚。
私が初めて聴いたのは「ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜」。
97年4月リリース、オリコン最高位1位、売上枚数200.5万枚。
ZARDの切ないラブソングなんだけど、曲、歌詞、ボーカルが完璧！
「負けないで」みたいな強さ、「揺れる想い」のような明るさとは違う、夏の昼下がりからオレンジ色の光に包まれてる感じ。
イメージだけど、絶対そばに海があって、その近くの坂道を歩いてるんだろうなあ。
曲もアレンジも、無駄に盛り上げてない、ふんわりキラキラした雰囲気になっています。
ふんわりキラキラ！これだ！って今気付いた。書いてて気付いた。
コーラスもキレイですき。
楽器とか詳しくないしアレンジがどうとかわかんないんだけど。
ZARDは90年代J-POPの女王だなーと思う。
歌詞のフレーズが秀逸。
ゆるい坂道
自転車
呼び捨て
夕暮れ
加速度
友達のエリアはみだした
週末
胸さわぎ
横顔
初めてのキス
スローモーション
走り出した
プロローグ
無意識
私の存在
広い背中
……
歌詞を全部転載して「さぁ読め！」と言ってやりたいぐらい、出てくる言葉がキレイ。
サビ
ほら加速度つけてあなたを好きになる
恋したときのぐわーってなる感覚。
わかる！！
加速度！！
冒頭の「ゆるい坂道」をふたりで歩いているところとの対比になっています。
同じように、
「スローモーションに交差するクラクション」→「走り出したわ あなたへのプロローグ」
も緩急の対比になっています。
夏の夕暮れはゆったりしてるのに、恋は高速で回転してる。
また、「週末まで待ち切れない」「無意識に髪をのばし始めたの」「もう友達のエリアはみ出した」「私の存在どれくらい？」と、私恋してんだよ！なフレーズパラダイス。
捨て歌詞ナシ！
「ほら」から始まるサビも上手いなあと思います。
「私の存在どれくらい？」の、「どれくらい」の歌い方が可愛すぎてキュンキュンします。
「Oh my love」の「Oh」の息の抜き方とか。
「もう友達のエリアはみだした」の歌い回しとか。
実はそうゆうアプローチがうまいんだよねー泉水ちゃん。
恋をした。
ただそれだけなんだけど、胸をかき回されてる感じ。
夏はやっぱり明るくて爽やかな曲を聴きたくなる。
と同時に、夏の夕暮れの切なさに重ねて、私は泣きたくなります。
いろいろ書いたけど、いちばんいいな、と思う歌詞。
あなたといるときの
素直な自分が好き
本当に、恋でいちばん大事なこと。
大好きな歌です。
こんな恋がしたいなぁソングです。
夏なのになんだこの天気、と鬱々していたのでこの曲を選びました。
夏ソング、たくさん取り上げます。
だからリア充目指せよ自分。
